コミュニケーション

質問:以前お世話になった歯医者さんでは何の説明もなく、ただとても長い治療プランを渡されました。これは普通なのでしょうか?

回答: 普通でないことを祈りますが、残念ながら何人からか同じようなお話しを伺ったことがあります。私共は患者様ご自身が状況を理解した上でご判断いただけるよう、治療説明は不可欠と考えております。よって、まず最初のご予約は診断に必要なレントゲン撮影とお口全体の検査と問診をし、ご質問などにお答えします。問題やお悩みに対し、全ての選択肢とそれぞれの長所・短所を説明し、歯科医師が最良と考える治療を推奨し、最終判断は患者様に委ねられます。私共はコミュニケーションを通じ、最適且つ安心な治療プランを提供できると自負しております。

質問: 歯に関する治療は全て成田ファミリーデンタル内でしていただけますか?

回答:当院では可能な限り、赤ちゃんからシニアの方まで治療させて頂いております。残念ながら、時には当院の歯科医師では対応し切れない症例や専門医の診断や治療を受けた方が良いと歯科医師が判断をした場合、しかるべき専門医を紹介させて頂きます。当院には、歯周病(歯茎と周辺の骨)・インプラント治療の専門医、及び歯内療法(歯の根管・神経)の専門医がおりますが、それら以外の専門治療においては、院外で信用のある専門医へ紹介させて頂きます。成田ファミリーデンタルは、院外の専門医とは日頃より良い関係を保っており、症状や治療に関する連絡も頻繁にあるので、安心しておかかりいただけます。


 

レントゲン・X線写真

質問:特に痛みはないのですが、レントゲンは本当に必要ですか?目で見るだけで口の中の悪いところを診察することはできないのですか?

回答:歯科X線写真(レントゲン)は、診察をする上で欠かせないものです。直接目で見るだけでの診察では、歯茎の大きな腫れや、歯の表面にある虫歯などは分かっても、根本的な問題が分からないことがあります。歯と歯の間に隠れているフロスが通る箇所の虫歯、歯茎の中や骨や根などの問題は肉眼では見る事ができません。レントゲンは、化膿して骨が減った箇所、歯茎からの骨が減った箇所、すでに根管・神経治療をした歯が化膿しているのにもかかわらず、症状がない場合などの、骨や歯根の問題を、早期に発見することができます。一般的に、痛み、腫れなどの症状が出てしまった時には、状態はすでに進行していて、詰め物やクリーニング等の予防治療では解決できないことがほとんどです。レントゲンを撮ることによって、さまざまな問題が早期発見でき、ご自身の歯、歯茎、骨の健康を保つことができます。

質問: レントゲンはどれくらいの頻度で必要ですか?

回答:年齢、過去の虫歯や歯周病の状態、患者様の承諾の有無、等々、状況によって一人一人異なりますので、当医院ではその患者様にあった、頻度をお勧めしております。通常では、お口全体のレントゲン(フルセット)は3年から5年に一度、お勧めしております。お口全体のレントゲンからは、歯全体の状況、骨や根の健康状態など、様々な情報が確認できます。
1年に1回の定期健診におけるお口のレントゲンは、通常のフルセットの三分の一となります。定期健診のレントゲンは、お口の大部分を見ることができますが、すべての細かいところまで確認することができません。一般的に、レントゲンの撮影は、1年に一度の定期検診の際、お勧めしております。また、過去に虫歯があまりない方や、歯茎の状態が健康な患者様は、1年半ごとにレントゲン撮影をお勧めすることがあります。逆に、虫歯が多かったり、全体的にあったり、や歯周病が進んでいる方は1年未満で、レントゲン撮影を勧めることもあります。

質問:レントゲンは安全ですか?

回答:レントゲン撮影をする場合、極少量の放射線を発しますが、日常生活の中でも、私達は放射線を浴びています。Narita Family Dentalでは撮影する際に使うレントゲンの放射線量は極めて低いものにしており、旧式のデンタルフィルムで撮るレントゲンよりも80-90%放射線量が少ないデジタルレントゲンを採用しております。また、鉛の入った防護エプロンを患者様に着用していただくことで甲状腺、腹部を保護致します。歯科のレントゲンの線量は、ロサンゼルスからニューヨークの片道飛行で受ける放射線と同じ程度になります。当院では、レントゲンのリスクを最小限にとどめておりますので、安心して治療を受けて頂けるよう、十分配慮しております。もしも、ご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にご相談下さい。


 

知覚過敏

質問:最近、冷たい飲み物を飲んだときや、歯ブラシ、爪が一定のところにあたると、とてもしみます。虫歯ですか?それとも、根管・神経治療が必要なのでしょうか?

A: もしも、しばらく定期健診をしていないというのであれば、一度、診察をして頂くことをお勧めいたします。虫歯が原因なのか、歯の神経に何らかの問題があり、痛みを感じているのかもしれません。もし、最近歯医者さんに診てもらったのにもかかわらず、多数の歯に渡ってしみているのならば、歯茎の後退または、根の表面が露出しているかもしれません。Narita Family Dentalでは、患者様のご質問や疑問に心よくお答えいたします。当医院にご来院されるまでは、知覚過敏用のSensodyne™(シュミテクト™)や硝酸カリウムを含む歯磨き粉をお使い下さい。この歯磨き粉は2~4週間以上かけて、根の表面に層を作り、冷たい飲み物や何かが根の表面に触れた時、保護してくれます。1か月以上経過しても、症状が改善されなかったり、痛みを感じる場合は、Narita Family Dentalにご連絡下さい。


 

歯ぎしりと食いしばり

質問:寝ている時に歯ぎしりをしていると、言われましたが、どうしてでしょうか?

回答:人間は高い確率で、睡眠時に歯ぎしりをしています。歯ぎしりの原因は、日々のストレスの場合が多いですが、ストレスとは関係なく、睡眠時の脳の活動から来るものも考えられます。また、他には睡眠障害や、歯並びが悪かったり、歯が抜けているため、噛み合わせが悪いことが歯ぎしりの原因にもなります。歯ぎしりをすることによって頭痛、顎関節症、歯が削れたり、すり減ったり、歯が少しぐらぐらしたりする等の様々な、悪影響が生じたりします。歯茎の後退も歯ぎしりが原因だということも考えられます。Narita Family Dentalでは、歯ぎしりをされる患者様に、最善の治療を提供致しております。当医院では睡眠時のナイトガード(マウスピース)の着用をお勧めしています。ナイトガードはプラスチック・アクリル・シリコン製で、患者様一人一人の歯の型に合ったものを作製し、睡眠時に着用することによって、歯にかかる過度の負担を減少し、歯の安定感を与え、保護します。

質問:私は日頃、何かに集中している時や、ストレスを抱えているときによく食いしばりをしてしまいます。これは良くないことですか?

回答:日常生活の中で、食いしばりをする傾向があるのは、問題となり得ます。睡眠時の歯ぎしりほどは強い影響を与えませんが、無意識に日常、歯をくいしばっていると、歯はもちろん、時間の経過とともに、神経にも大きなダメージを与えることにもなります。ナイトガードをお仕事中、出勤中、ゴルフ等のスポーツをしている間に着用して頂くことにより、日常生活中の食いしばりによるリスクを減少します。もし、ナイトガード・マウスピースをお持ちではない場合、当医院にお気軽にご相談下さい。

質問: スポーツ用品店やドラッグストアのオーラルケア列で売られているマウスピースを買って使用しても良いですか?

回答:マウスピースのようなスポーツ用保護器具はラベル通りに使用されるのは推奨いたしますが、夜の歯ぎしり用にはあまり適していないかもしれません。市販のスポーツ用のものは厚みがあり、かさばるものが多く、つけ心地があまり良くないようです。ドラッグストアで売られているナイトガードはスポーツ用と比べると薄いようですが、噛み合わせは人それぞれ違う為、フィット感に違和感があります。カスタムメイド(オーダーメイド)されたナイトガードやマウスピースはフィット感が良く、サイズもぴったりな上、歯科医院で各自の歯の動きに合わせ、あごの関節に不要なストレスを掛けず、滑らかに動くように調整が可能です。もしもお店で売られているものを使用した場合、フィットの問題や、顎関節やその周辺の筋肉にストレスを与える可能性があることを念頭に置いて下さい。もし痛み等が続くようでしたら、ご使用をお止め下さい。


 

ホワイトニング/ブリーチ

質問:着色などの汚れを取って、歯をもっと白くしたいのですが、どんな選択肢がありますか?

回答:見た目を良くする方法は、いくつかございます。コーヒー、お茶・紅茶、タバコ等による着色は、定期的なクリーニングと言った簡単な方法でも十分、きれいになります。 
定期的なクリーニングは、お口の健康を改善すると共に、表面的な着色や汚れを取り除くことで、見た目もなります。もっとしっかり着いた着色や汚れは、過酸化水素ホワイトニング(漂白)ジェルを使用すると、効果的です。ドラッグストアなどで販売されている市販のトレイやホワイトニングストリップスは歯科医院でお買い求めのできるプロフェッショナルのホワイトニングジェルに比べると濃度が弱いです。Narita Family Dentalでは、患者様ご自身専用の自宅ホワイトニング用のマウスピース・トレイをお作り致します。また、Zoom™オフィスホワイトニング・ブリーチング(漂白)と呼ばれる歯科院内でのホワイトニングも3時間でできます。なお、抗生物質の副作用による濃い色のグラデーション系の色素沈着は、過酸化水素でのホワイトニングはご満足いただける結果を得られないかもしれません。そのような患者様は、ポーセレンベニア又はクラウンで治療するのが最適だと思われます。


 

クリーニングとメンテナンス

質問:ディープクリーニングが必要だと言われました。これは普通のクリーニングとどう違うのですか?

回答:スケーリングとルート・プレーニングまたは「ディープクリーニング」とは、「歯石」と言って、歯の表面や歯茎の中にある根の表面に付着した硬いかたまりがたまった場合、勧められることが多いです。通常のクリーニングは、歯周病が無く、歯肉炎の程度が軽度から中等度で、骨の状態も良好である場合に行います。通常のクリーニングでは、歯茎から約1~3mm下までの根の表面を除去・お掃除することができます。歯石が歯茎の下の深くに付着している場合、ディープクリーニングが必要です。ディープクリーニングの際は、患者様に痛みや不快感がない様に、局所麻酔をすることで、歯茎より下の根の表面の歯石を除去します。歯石を取り除かないままでいると、炎症は悪化、骨の感染・化膿を起こし、骨を失い、いわゆる歯周病と呼ばれる病気を引き起こします。

質問:歯のクリーニング・クリーンアップだけして頂きたいです。レントゲンやお口の中の診査は本当に必要なのでしょうか?

回答:一年に一度のお口全体の診査をお勧めします。診査をすることで、虫歯の有無、歯茎の、炎症、腫れや感染など、問題となり得る症状がないかを確認できます。また、口腔癌のスクリーニングや歯周ポケットの深さを測定する歯周ポケット診査を行います。これらを診査し、記録することで、起こり得る問題を早期に発見し、経過観察をし、歯周病のリスクを減らす為に必要な情報となります。レントゲン診査は、虫歯や炎症の診断ができ、歯根や骨の健康状態の観察と監視ができます。レントゲン撮影は通常、1年に1回、行います。また、それ以上やそれ未満になる場合もございます。これは、患者様それぞれの必要性や病歴の有無に応じて、ドクターが判断します。


 

インプラント

質問:インプラント治療は痛いですか?

回答:全ての歯科治療と同様、成田ファミリーデンタルでは、無痛治療を心掛けております。通常、局所麻酔を使いますが、もしも麻酔したのにもかかわらず、麻酔の効きが悪い場合や不快感があった場合、すぐに対応致します。それでも歯科治療に不安や緊張がある方は、インプラント治療に限らず、一般的な歯科治療でも静脈内鎮静法や内服薬を飲んでからの鎮静での治療が行えます。

質問:インプラント治療は高いって本当ですか?

回答:詰め物や入れ歯に比べると確かに高価ですが、複数の歯にブリッジを入れることを考えると、そうでもないかもしれません。インプラントが保険でカバーされるかどうかは、それぞれの契約内容によって違うので、もしご希望でしたら、治療前にpre-estimateと呼ばれる書面による見積もりを保険会社に治療前に申請させて頂くことができます。現金払いの患者様には現金割引き(cash discount)や分割払いのプランもございます。

質問:インプラントは一生ものですか?

回答:残念ながら、インプラントが永久的にもつかどうかは色々な要因、例えば骨の状態、ご自宅での歯のお手入れの仕方、推奨された歯科医院でのメンテナンスをタイムリーに行っているか、歯ぎしりや食いしばりをしているか等によるので、はっきりとしたことが言えません。ただし、適切なケアを心がければ、長くもつ可能性は高いです。Narita Family Dentalでは、どういった要素が成功率を左右するかについて説明し、患者様それぞれの状況に合ったケアを提示させて頂きます。

質問:インプラントが入れ歯を支えるために使われるということを聞きました。インプラントは1本または数本の歯の代わりとなると、思っていたのですが、どうなのでしょうか?

回答:インプラントと言えば、一般的に、失ってしまった1本の歯の根の部分に、人工の歯根を骨に埋め込み、歯肉の上に、クラウンが入ります。複数の歯を失った場合でも、何本かのインプラントを埋め込むことによって、ブリッジ(セラミックやメタルの歯を連結したもの)が作ることができます。より多くの歯を失ってしまった場合や入れ歯を支える骨が足りないせいで、入れ歯が不安定な場合、インプラントを入れ、その上部構造に、アタッチメントと呼ばれる入れ歯がグラグラしないように、安定にする部品を使うこともできます。これは最近よく見かけられ、ポピュラーです。